六華(スキップビート二次小説)

スキビ小説が書きたくなって開きました。いつか雪のように無くなります

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だるま屋夫妻(未来編)

その日"だるま屋"は異常な緊張感に包まれていた。
朝早くから沢山の人が詰め掛け、お女将さんは接客に追われていた。大将は厨房に入り、今日は使わないであろう包丁を険しい顔でずっと研いでいる。
「アンタ、挨拶ぐらいしたら?」
「…」
長年夫婦をしてれば気持ちは分かる。それ以上何も言わず、お女将さんは接客に専念した。
「出来ましたよ」
客間から声が掛かり、皆が一斉に浮き立つ。
「ホラ、アンタが先に行かないと」
お女将さんに急き立てられ、向かった先には、白無垢に身を包み、静かに座るキョーコ。

「此所からお嫁に出たいんです」
結婚が決まり挨拶に来た時、キョーコはそう伝えた。自分の両親として式に出て欲しい事も。実の親の事を考えると複雑な思いもしたが、話したがらないキョーコの気持ちを思い、何も聞かず了承した。

顔が売れて来たキョーコは、このままでは迷惑がかかると数年前に一人暮らしを始めていた。初めの頃は手伝いに来ていたが、回数が減っていき最近は殆どと言っていいほどそれも無くなり、キョーコを実の娘の様に思っていた夫妻は寂しい思いをしていた。だからこの申し出は実は…特に大将は…涙が出る程嬉しかった。
そして今、花嫁はだるま屋にいる。
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  1. 2009/05/21(木) 05:39:05|
  2. 未来予想図
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