六華(スキップビート二次小説)

スキビ小説が書きたくなって開きました。いつか雪のように無くなります

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緑の日々17

涙が溢れる。止められない。
「う…」
「も、最上さん?」
「ひ…っく、敦賀さん…敦賀さんのばかぁ…!」
敦賀さんは悪くない。分かっているけど。
「ばかぁ…」
凄く不安だった。敦賀さんが帰って来なかったらどうしようって。似非紳士も夜の帝王も大魔王も、何よりあの穏やかに優しく微笑んでくれる敦賀さんが消えてしまったらどうしようって。

消えてしまった蓮さん。ボードゲームの約束も、言葉を直す約束も、全て消えてしまった。昨日の事なのに。

色んな思いがごちゃまぜになってどうしていいか分からず、私はへたりこんで声を上げて大泣きした。
「ごめん…最上さん」
いつの間にか、敦賀さんは痛い体を起こして私の前に座っていた。でも私は自分の気持ちにいっぱいいっぱいで、全然余裕が無かった。
「つ、敦賀さんは悪くないです!」
「…うん」
「だ、だ…から謝らない…で下さい!」
「…うん、ごめんね」
「だから…うっ、うわぁ~ん!」

泣き続ける私を、敦賀さんはフワリと抱き締めてくれた。
「…ごめん」
頭の天辺に何度もキスが降る。


……………ただただ、私は敦賀さんの胸の中で泣き続けた。
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  1. 2009/05/16(土) 07:16:14|
  2. 緑の日々 (完)
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