六華(スキップビート二次小説)

スキビ小説が書きたくなって開きました。いつか雪のように無くなります

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Card of cups 7

朝、大きめの封筒を幾つか抱えて部屋へ来た社に蓮は時間を確認する。
「早いですね。それに何ですか?その封筒は」
「キョーコちゃんの新しい部屋と仕事候補だよ」
「きょうこちゃんって、社さん名前知っていたんですか?」
「うん?琴南さんに連絡した時点で知ってたよ?知らなかったのか?俺言わなかったっけ?」
「…最上さんとしか聞いてませんよ」
「そうか、悪かったな」
腑に落ちない蓮の横をすり抜けて、リビングに入るとキョーコを呼ぶ。
「社さん、おはようございます」
「おはよう。これ新しい部屋と仕事候補。一応通勤とかお給料とか家賃とか照らし合わせて考えて来たんだけど…後でいいから見てくれる?」
「すみません、ご迷惑おかけして」
「迷惑かけてるのはこっちだと思うけど」
ぎろりと蓮を睨んだ社に、キョーコが笑う。
また…腑に落ちない。
申し訳無さそうな態度を取りながらも先が見えてきた喜びが隠せないらしく、いそいそと封筒から出した書類を目を輝かせ笑顔で社と肩を並べ見ている姿にじわじわと言い様の無い感情が沸き起こる。 。
普段全く笑わない訳ではないが何処か固い。今、社に向ける笑顔にそれは感じられずほっとする反面、何故か納得いかない。
「この仕事なんかいいんじゃないかな」
「だとしたら、部屋はここになりますかね?」
「いや多分こっちの方が近いよ?あ、この仕事もよさそうだ」
「見せて貰っていいですか?」
「社さん時間です」
「え?まだ早くないか?」
「道路が混んでるかもしれませんから」
さくさく用意して玄関を出ようとする蓮を追いかけた社がキョーコに振り返った。
「慌てなくていいから、しっかり考えて決めてね」
「はい!ありがとうございます。いってらっしゃい!」
やっぱり腑に落ちない。
「何時もいってらっしゃいませ、なのに」
「そりゃお前、仕事だからだろ。お前は雇い主、俺は友人」
「友人?」
信号で車を止めた蓮が社を見る。
「何度か電話して友達になったんだよ。いくら仕事とはいえ20才の女の子が一人で軟禁状態なのは変わらないだろ?今までの事考えたら他人の俺だって心配になる。不破尚の事もあるし」
「電話…20才…」
「変な所で無駄に優しい癖に人と深く関わろうとしないお前だから知らないとは思っていたよ。そのフォローをした結果得た立場だ。怒られる筋合いは無い」
「怒ってなんていませんよ」
「じゃあ何でそんなに刺々しいんだ。自分の暴走の結果なんだから文句言うなよ」
「文句のつもりでは」
「文句だよ。誰が聞いても文句」
旗色が悪くなり、信号が変わり車を走らせたタイミングで話題を変える。
「不破尚の事ですが、知っている事を教えて下さい」





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テーマ:二次創作小説 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2015/12/17(木) 23:25:13|
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