六華(スキップビート二次小説)

スキビ小説が書きたくなって開きました。いつか雪のように無くなります

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

きらきらひかる 16

携帯が鳴っている。もしかして保津さんかもしれない。
出なければと慌てた思考は一瞬にして狡い考えにすり変わった。
松太郎が来たのを知られなければもう少し一緒に居られるかもしれない。誰かに見られて保津さんの耳に入らないよう早く離れないと。その為にはどうすればいい?
「保津周平と付き合っているんだって?」
持っている派手な色のビタミンウォーターをわざとらしく揺らしながら馬鹿にしたように笑う。
「そうよ。それが?」
「地味で色気のねー女のドコが良かったのかわざわざ聞きに来てやったんだけど、居ねぇのかよ」
「つまらない事をわざわざ聞きに来るアンタと違って忙しいの」
「へぇ、そうかよ…ああ、美森が言ってたな。言う事は何でもその通りにしてくれるし買ってくれたけど、それだけのつまんねぇ男だって。そうか、金でしか女をつなぎ止めれねぇから小遣い稼ぎに必死な訳だ。そうだよなぁ、あんな冴えねぇ男に女が何時までも付き合う訳ねぇもんな」
「アンタだって色々買ってあげてるんじゃないの?アルバイトしている所なんて見た事ないから親のお金で、でしょ?理由はどうであれ自分が頑張って働いたお金で買ってあげてた保津さんの方がよっぽど偉いわよ」
本当は買ってあげてたんじゃなくて、買わされてたんだろうけど。
そう思うと余計に腹が立つ。
「それに保津さんは"それだけ"じゃない」
自分から遠くまで私の飲みたいコーヒーを買いに行ってくれた
どんな言葉にも笑って返してくれる
ちゃんと待ってくれる
自分が不安な時、側にいてくれた
それが本当の彼
「側に居てくれるだけで嬉しくて何処に行っても楽しくて一緒にいて安心出来る優しい人よ!アンタの事なんか霞となって消える位、誰よりも好きで誰よりも一緒にいたい人なんだから!」
そう、私は保津さんが好き
この関係が終わっても、この気持ちは変わらない
「…俺があの男より下だって言いたいのかよ」
しまった、怒らせた
松太郎はフった女が自分に気持ちを残すのが当然だと思う程自信家で、元恋人が直ぐ恋人を作れば面白くなくてどんな相手か確認に来る程プライドが高いんだった。
出てしまった、思った事を直ぐ口にしてしまう悪い癖。
でも、これで帰ってくれるなら
睨み付ける私に松太郎が持っていたペットボトルを振り上げる
「最上さん!」
投げつけられたそれは初めて私の名前を呼んで前に立った保津さんの、こめかみに当たり眼鏡と共に落ちた。




スポンサーサイト

テーマ:二次創作小説 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2015/09/15(火) 07:51:14|
  2. きらきらひかる
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<きらきらひかる 17 | ホーム | きらきらひかる 15>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://sunagarekenji.blog34.fc2.com/tb.php/422-201020df
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。