六華(スキップビート二次小説)

スキビ小説が書きたくなって開きました。いつか雪のように無くなります

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きらきらひかる 15

昨夜携帯が鳴る事はなかった。
もしかして我慢してたんじゃ
電車が止まるのを本当に心配して帰そうとしてたなら、彼女は一人我慢する気でいたのだろう。
耳を塞いで、目を硬く閉じて、身体を縮めて、大丈夫平気と言いながら…
小降りになったとはいえ止まない雨に不安な思いをしているんじゃないかと携帯を確認して、鳴れば分かるんだからと側に置いて、また携帯を確認して
一晩で何度繰り返したか。
言葉では上手く誤魔化されそうな気がして顔を見てと思うのに、タイミングが合わない。
彼女が居そうな場所を探し回るのを諦めて何処に居るのか聞こうと携帯を取り出した時。
「…………………… !?」
前から歩いて来た男の顔に一瞬浮かんだ笑いに嫌な感じがして振り返る。

あの笑いに、見覚えがある。

早く思い出さなければいけない気がして、去っていく背中を見ながら必死で考える。
茶髪、派手な格好、少し丸めた背中…
"背筋、伸ばしませんか?"

"お二人さん悪いな"

「………!」
まさか、彼女に会いに
「…止めてくれ」
自分から別れた彼女に会って、何をしたいんだ。
俺は一緒にいる未来を考え始めたばかりのに
その為にはどうすればいいか、何も分かっていないのに
先に見つけなければと踏み出した俺を引き留めるように鳴る携帯。
「…はい」
『蓮?今大丈夫か?』
"よりを戻したいって事はないよな?"
一方的に告げられた別れだった
今彼女にその気が無くても、どんな形であれ強く記憶に…心に残している相手から、そう言われたら?
「………っ!」
返事もせず通話を切り彼女の携帯へと掛けながら、なりふり構わず走り出した。


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テーマ:二次創作小説 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2015/09/12(土) 17:33:32|
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