六華(スキップビート二次小説)

スキビ小説が書きたくなって開きました。いつか雪のように無くなります

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

何度も恋をする 8

彼女が自分勝手で我が儘な女だとは思わないけれど、自分がかなり狡くて卑怯な男だとは思う。
「過去が変われば未来も変わるなら、事故に遭うタイミングも変わるって事か」
「…………敦賀さんにこの事を伝えたのは初めてですから、今度は大丈夫なんじゃ……いえ、絶対大丈夫です!」
「確定してないんだ?…じゃあ一ヶ月後かもしれないよね?」
枕に埋めた顔を少しずらしてキョーコを伺うと、服を着る手を止め真っ青になっている。
「一ヶ月後なんて…そんな」
「一緒にいる時間は少ないのに…帰っちゃうんだ?」
「だ、大丈夫だから、帰るんです!」
そんなつもりは更々無いけれど
「永遠の別れになるかもしれない…」
「…………!」
「この部屋でキョーコが待っていてくれるなら、他人を犠牲にしてでも帰ってくるんだけどな…」
「そんな事、出来る敦賀さんじゃないでしょ!?」
「ああ…なら、キョーコに何時会えるか考えて、注意力が散漫になって、一週間後、いや、明日にでも」
「止めて下さい!そんな事冗談でも言わないで!」
「本気だよ…だからここで待っていて」
泣きそうなキョーコの腰に腕を回し、露になっている肌に頬を擦り寄せる。
「…必ず帰って来てくれると約束してくれるなら」
「キョーコとの約束なら、どんな無茶をしてでも守ってみせるよ」
「…知ってます」
あやふやなキョーコの存在を、確かな物にする為に

俺ではない俺が手にする事が叶わなかった、キョーコも知らない未来を手に入れる為に

「お前、何か変わったな」
「そうですか?」
「元々そうだったけど、最近特に慎重になった。まぁ、今度の仕事を考えれば悪い事ではないけど」
助手席で不思議そうな顔をする社さんに笑う。
「俺一人の身体では無くなったので」
「……!?何その問題発言!子どもか!?子どもが出来たのか!?」
「俺、男ですよ?」
「そんな事分かりきってるよ!何時産まれるんだ!?男の子か!?女の子か!?相手は誰だ!?」
「……どちらでもいいですよ。生まれて来てくれるなら」
お帰りなさいとキョーコが笑って迎えてくれるその腕には、俺達の細胞から出来た、小さな命。

そんな未来が必ず来る。


スポンサーサイト

テーマ:二次創作小説 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2015/06/21(日) 14:43:45|
  2. 何度も恋をする
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<何度も恋をする 9 | ホーム | 何度も恋をする 7>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://sunagarekenji.blog34.fc2.com/tb.php/405-82d2a72c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。