六華(スキップビート二次小説)

スキビ小説が書きたくなって開きました。いつか雪のように無くなります

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何度も恋をする 6

スカートの裾を握り締めている手が、震えている。俺にはその姿が、手を延ばすのを必死で我慢しているように見えて。
「最初の世界で、私は敦賀さんと恋をして…結婚する筈だったんです」
「筈だった?」
「…その前に、敦賀さん亡くなったんです。私は20、敦賀さんは24でした」
「え…」
四年後に、俺が?
何時かは訪れる物だと分かってはいるけれど、そんなに早く…キョーコを置いて?
「屋外ロケの最中に、暴走した車が突っ込んで来て…動けないスタッフを助けようとして跳ねられたって、社さんが言っていました」
「社さんが?」
「私達のお兄さんみたいな存在で…私達の仲を随分心配して応援してくれて…やっと付き合い出して肩の荷が降りたと思ったら今度は私に会えないと機嫌が悪くなるから調整が大変で胃が痛いって何時も嘆いてて…社さんも辛いのに、自分から私に伝えるって言ったそうです」
「……………」
「泣いて泣いて、どうしたらこんな事にならないんだろうって、考えて考えて…ある日気が付いたら時間が巻き戻っていたんです」
「時間、が?そんな事がある訳が」
「私もびっくりしちゃいました。だって鏡を見たら若返っているんですよ?頬を何度もつねっちゃいました。そしたら敦賀さんが現れて、何してるのって笑って、私を抱き締めてくれて、その時分かったんです。これは神様がくれた、敦賀さんの未来を変えるチャンスだって。でもやっぱり敦賀さんは違う事故に遇って、私は何が悪かったのって泣いて…その度に時間は巻き戻って、繰り返している内に、自分でやり直したい時間に行けるようになって」
無理矢理笑おうとする顔を見たくなくて、胸に抱き寄せる。
「私、お姫様になりたかったのに…魔女になってしまいました」



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テーマ:二次創作小説 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2015/06/20(土) 09:20:00|
  2. 何度も恋をする
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