六華(スキップビート二次小説)

スキビ小説が書きたくなって開きました。いつか雪のように無くなります

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act 223続き妄想(ネタバレ注意)side-R&K

この辺りで妄想にも程があると反省しました。

side-S→R→Kの続きです。
お付き合いありがとうございました。


泣き疲れ放心状態で座るキョーコの目の前に、濡れたハンカチが差し出される。
「腫れた目のまま帰ったら大将達が心配するよ?キョーコちゃん」
『愛してるよ、キョーコちゃん』
「………がはっ!?」
「…何?その反応」
「つるっ、つるっ、つるっ」
「髪はまだ残っている筈なんだけど」
頬に残った涙を撫でるように手で拭い、目許を拭った親指はそのまま唇を拭う。
『キレてみろ』
「…………………………………!!」
「はい、上向いて」
赤くなったり青くなったりと忙しいキョーコの顎に指を添え上を向かせた顔の、目の上にハンカチが置かれる。
「少しは腫れが引くんじゃないかな」
「…ありがとう…ございます…」
身体が触れ合う位置に蓮が座り恥ずかしさから一瞬硬直し身を引こうとしたものの、疲れ果てた心と身体に蓮の体温と匂いは優しくて力が抜けていく。
ーーー敦賀さんに見られたのかな?
しかし蓮にそんな様子はない。
「キョーコちゃん?」
「…何故知っているんですか?」
「何を?」
「お母さんの事と…コーンが私をキョーコちゃんと呼んでいた事です」
沢山話をしたから、蓮は其処からコーンの役を考えてくれたと思う。でも母親と呼び方の事は言った覚えが無い。
「知っているも何もキョーコちゃんが話をしてくれたし、そう呼んでいたんだから…ああ、これからは呼び捨てにしていいんだっけ」
「はぁ!?」
「まだ冷やす」
ハンカチを取ろうとした自分の手を掴み、そのまま蓮の膝へ置かれてキョーコが再び真っ赤になる。
「わわわわ分かった!敦賀さんじゃなくてコーン、コーンなんだよね!魔法で声を借りた時みたいに、今度は姿を借りて」
「……………………はぁぁぁぁぁぁ」
え、ダメ息!?
「………キョーコちゃんに愛してると言ったのはどっちだといい?」
「え、あの」
「ね、どっち?コーン?俺?」
「…………………っ、っ、っ」
「ん~?聞こえないなぁ」
ぱくぱくと金魚のように口を開け閉めするキョーコからハンカチを取って蓮が笑う。
「一人の男なんだから、困る事無いのに」
「…………………え?」
「少しはましになったかな?遅くなっても心配するだろうから帰ろう」
握っていたキョーコの手を引いて立たせると、そのまま歩き出す。
ーーーもしかして、敦賀さんは大変な事を私に打ち明たんじゃないだろうか。
まだ母親に対して気持ちの整理が付いたとは言えない。松太郎との事を見られてしまったのか不安も残る。
でも
「…敦賀百万石?」
「何?それ」
絶望の淵で一生言われる事の無い言葉を聞けた幸せと、大好きな人が秘密の片鱗を見せてくれた喜びに今は浸ろうと繋ぐ手に力を込めた。





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テーマ:二次創作小説 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2015/04/26(日) 07:00:45|
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