六華(スキップビート二次小説)

スキビ小説が書きたくなって開きました。いつか雪のように無くなります

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フェアリーテイル 2

むかしむかし小さな男の子の妖精が悪い魔法使いからお姫様を守ろうとしましたが、青い石に封じ込められてしまいました。どうにか逃げ出した所を助けてくれた人間の女の子に魔法を解いてもらい、無事石から出れた妖精は悪い魔法使いを倒し妖精の世界へ戻り、お姫様と幸せに暮らしました…

というストーリーを一気に書き上げたキョーコは次の出番までの空き時間、撮影現場を遠目に見てはいても頭の中は"魔法の解き方"で一杯だった。
悪い魔法使いを見つけて、その方法を探るのが一番確実だとは思うが。

どうやって探そう…

スカートのポケットの上から、ハンカチに包んだ青い石に手を置く。
「悪い魔法使いって、女?男?」
黒一色の裾が破れた修道院の僧みたいな服に、黒いマント。深く被ったそのフードから覗く顔は…
『お前みたいなガキ過ぎる女、恋人だと思えねーよ』
一年前別れた時の、見下した表情の、自分の王子様だと信じて疑わなかった元恋人…幼馴染みの松太郎。
「っ!!!!!!!」
壁を殴り付けたい気持ちを抑えようと、ポケットからハンカチを取り出し開ける。
「…お姫様にはなれなくても、妖精を助ける女の子にはなれるもん…」
誰かがぶつかって手の中で跳ねた石をどうにか掴み、ほっとしたところで勢いよく頭を下げた。
「「ごめん」なさい!」
同時に発せられた声は後ろからで、慌てて振り返ったキョーコの目の前には胸しか見えず、視線を上に上げる。
「………!」
「前をよく見てなかったので…すみません」
酷く申し訳なさそうに丁寧な言葉で謝罪した相手はテレビでその姿を見ない日はない人気俳優、事務所の看板で大先輩、敦賀蓮。
「…いえ、こちらこそ…ぼうっとしていて…」
主演である彼は現場から離れる時間が無いほど出番が多い筈なのに何故こんな場所に居るのかと首を傾げるキョーコの足元を見渡しながら、大先輩は溜め息をつく。
「君…見なかったかな」
「何をですか?」
「青い石…大切な物なんだけど消えて、いや、落としてしまって」
「!」
びきりと固まったキョーコには気付かないまま、更に視線をさ迷わせる。
「ぞぞぞ、存じ上げ、ません!」
「そう…」
「あ、いた。れーん」
マネージャーであろうスーツを着た男の人が迎えに来て諦めたように去っていく後ろ姿を呆然と見送る。
品行方正、誰にでも優しく、紳士だと皆が口を揃えるという、敦賀蓮。

まさか…あの人が悪い魔法使い!?





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テーマ:二次創作小説 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2014/11/23(日) 18:42:13|
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