六華(スキップビート二次小説)

スキビ小説が書きたくなって開きました。いつか雪のように無くなります

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ベッドの思惑

「私、どーしても納得いかないんです」
「何が?」
「敦賀さんのベッドです!寝るだけの物が何でこんな無駄に大きいんですか!?」
「無駄にって…言わればそうだな…」
「…気付いていなかったんですか?」
「それこそ寝れれば何でも良かったから」
「はぁ」
「思い出した。これあの人に選ばされたんだ」
「あの人って…社長さん?」
「うん、俺日本に来て暫く社長のお世話になってからこの部屋に入ったんだけど、その時取り敢えず冷蔵庫とソファーだけ買ったんだよね」
「…何ですかその家具選びは」
「充分じゃない?」
「ビールとお水だけしか入ってない冷蔵庫は意味ないし、ソファーは寝るための物ではないです!」
「まぁそれは置いといて」
「置いとけない…」
「とにかく、ある日この中から選べと写真を突き付けられたんだ。興味なかったから適当に引いたのが、このベッド」
「…良かったですね。社長さんの趣味丸出しを選ばなくて」
「後で本当にそう思ったよ。そう言えば…その時真ん中で寝れる男になれって言われたな…」
「真ん中?意味があるんですか?」
「さぁ?今のお前には無理だろうと笑われたのにむっと来て意味は考えなかったな…それ位何でも無いと真ん中で寝ても起きたら端に居て…意地になって繰り返したけど、その内馬鹿らしくなって……あ……真ん中で寝れるようになったのは、演技を評価されるようになってからだ…」
「自信が、ついたから?」
「いや、自信がついたと言うより安心したからかな…自分自身が認められて、この世界で生きていけると安心して…気持ちが落ち着いた頃、真ん中で寝れるようになった。家具が増え出したのもその頃だ」
「…帰る所が出来たんですね」
「そうなるかな…でもその後真ん中で寝れるだけで満足してるならまだまだだな、と言われて」
「どうしろと」
「俺もそう思ったけど、多分こんな意味があったんじゃないかな」
「何ですか?」
「このベッドで誰かと寝れるようになれと」
「へ?」
「つまり、無防備な自分を安心して見せれる誰かを作れと」
「……………」
「何その顔?」
「いえ、その…自分も無防備な…緊張感も何もない姿を見せていると思うと、いたたまれないというか」
「今更?口ではとても言えないような姿も見せているのに」
「な!」
「帰る場所は最上さんがいるところだし、側に最上さんが居れば安心して眠れるんだから別にこのベッドでなくてもいいな…確かにもう少し狭いベッドに買い替えても」
「いえあのそんなつもりでは!」
「無駄に大きいのが気になるんじゃないの?」
「納得できたからいいんです!それに…あの…」
「何?」
「…ベッドが変わると、敦賀さんの側にいる人も変わっちゃいそうな気がして…」
「………………」
「そんな理由なら…出来ればずっとこのベッドがいいなぁ、なんて…私が居る場所なんて敦賀さんの側しか無いんだし…その、身勝手な話なんですが…って、敦賀さん!?ちょ、何ですかこの手は!?」
「残念だけど、このベッドは何時かは変わるから。だからその前に…どのベッドでも俺が安心して無防備な、口では言えない姿で側に居るのはキョーコだけだという事をしっかり分かって貰おうと思って」






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テーマ:二次創作小説 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2014/11/04(火) 19:05:35|
  2. 短編小説
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