六華(スキップビート二次小説)

スキビ小説が書きたくなって開きました。いつか雪のように無くなります

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言の葉の国 3

本当に少しだけ眠った蓮は目を覚ますと食べ物と飲み物を買い再び車を走らせる。
「お仕事内容を聞いてないんですが」
サンドイッチを食べた後、ぺきりとペットボトルの蓋を開けながら聞くキョーコに
「決心着いたんだ」
と前を見たまま笑った。
「仕事が終われば繋がりはおしまいですよね!?」
「多分」
「だったら、ちゃっちゃと済ませちゃいます!」
余程自分が嫌いらしい。キョーコの身に起こった事を思い出し当たり前かと納得して、さて何処から話すべきかと考えを巡らせる。
「依頼者は母親でね。二十歳の息子の様子がおかしいのは何か憑いてるせいじゃないかと伝を辿って相談にきた」
「様子がおかしい?」
「こちら…東京で独り暮らしをしていたそうなんだけど、二ヶ月程前その息子がふらりと帰って来てそのまま部屋に閉じ籠ってしまったそうだ」
「はぁ」
「食事もまともに摂らない息子を心配した母親が思いきって部屋に入ると部屋中お札が貼られていて息子は布団にくるまって女が来ると怯えていて」
「へぇ~」
「よくよく聞くと、半年も前から夜な夜な女が現れて寝ている彼にのし掛かり恨み言を呟きながら首を絞めるらしい」
「ありがちな話ですね」
「うん、まぁ、そうなんだけど、本人は霊の仕業だと信じきっているし確かに首には指の形の痣が出来ている。自作自演にしてもやり過ぎで気休めになればと考えてお祓いをしたが効果が無くて」
「胡散臭い敦賀さんの所へ依頼が来たと」
「胡散臭い俺の所に来る位切羽詰まっているんだよ」
キョーコの言葉に笑う。
「女の怨みを買ったんだ。自覚があれば本人に心当たりが有るだろう。しかし相手が悪かったね」
「相手が悪い、ですか?それは?」
「詳しくは本人に直接会ってからだけど、どうも"力"を持っているみたいだ」
「で、私は何をすれば」
「必要な時に、必要だと思う言葉を言って貰えればいい」
「それだけですか?」
「うん」
「で、何処に向かっているんでしょう?」
「京都」
「ごふっ…!」
いきなりむせたキョーコに驚いて慌ててハンドルを握る手の片方を離し背中を擦る。
「ちょ、大丈夫!?」
「だ、大丈夫、です。ところでお泊まりはどちらに…」
「亡くなった祖父の家がまだ残っているからそこで…あ、最上さんはホテルか旅館に」
「そこまで甘えるつもりはないのでご一緒で構いません!」
「そ、そう?ならいいけど…」
妙に力の入るキョーコと戸惑う蓮を乗せた車は京都へと入った。




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テーマ:二次創作小説 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2014/07/30(水) 17:48:43|
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