六華(スキップビート二次小説)

スキビ小説が書きたくなって開きました。いつか雪のように無くなります

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初めての朝

眼が覚めると見た事あるようなないような天井が目に入る。
ええと、どこで見たんだっけ?
寝起きの思考では思い付かず周りをよく見ようと頭を動かしたら。

直ぐ側に、敦賀さんのどアップ。

熱い肌
激し過ぎる初めての感覚。
痛み。
甘い吐息


…キョーコ


「おはよう」
「う!ひゃああああああああ!」
びっくりして距離を取ろうとしたら何も着けていない自分の身体が現れて慌ててシーツをかき集める。
「ちょ、待って、最上さん!」
敦賀さんがやはり何も着けていない自分の腰から逃げようとするシーツを掴むのを見て目眩がする。
わ、私、とうとう敦賀さんと…
つきつきと身体が、特に腰が痛む。シーツの影からちらりと私が付けた跡が見えて顔が熱くなる。
愛し合っている男と女がそういう事をするのは知識として知っていた。自分もその内そうなるかもとは思っていた。

だけど現実味がなくて。

だってそうなる相手って、敦賀さんしか居ないじゃない!
あの敦賀さんとこの私が!
あんなことやこんなことを…!

昨日の記憶が甦って気が遠くなりかけた身体を敦賀さんが慌てて支えてくれた。
「大丈夫!?」
「は、はい。大丈夫、です」
暖かい腕の中、敦賀さんの臭い。背中を抱く大きな手。
こんな時でもテラピー効果はは健在なんだ。
「…ごめん。待つつもりだったのに…」
「いえ…」
私に同意を求めたその表情は夜の帝王様だった。でも何時もの彼とは違う、そう思っている間にどんどん事は進んでいって。
「怒っていいよ?」
「出来ません…」
たぶん、ずっと前から敦賀さんは私とこうなりたいと思っていて。思い付いたら即実行の私と違って、こういう事に疎すぎる私の事考えて我慢してくれていて。驚いたけど、戸惑ったけど、凄く恥ずかしかったけど嫌だと思わなかった私もこうなりたいと思っていたのかな?
…一体何時から
「最上さん?」
あの時?それともあの時?考えれば考える程自分がはしたない女に思えてきて、覗き込む敦賀さんの視線から逃げる為に額を胸に押し当てた。
「やっぱりつらいんじゃ…」
「だ、大丈夫ですから!」
今、凄く変な顔をしているに違いない。顔を見る為だろう肩に手を置かれて思わず広い背中に両腕でしがみついた。
「いやもう本当に!敦賀さんが気に病む事なんてこれっぽっちもございません!体力には自信があるし、腰はちょっと…ああいえとにかく丈夫に出来ていますので!なんなら確認して頂いても…!」
「…最上さん、この状況でそんな事言っていいの?」
「はい?」
「自分の格好、分かってる?」
脱力した声に確認すると。
ああそうか、抱き付く時シーツ離しちゃったから落ちるよね。なら身体を隠す物が無いのは当たり前の事で。うん、そう、抱き付いているから密着しているのも当たり前で。おまけに顔を見られたくない一心でかなり勢いよく身体を押し付けていて、で、どうもこの体勢は別の名前を持つ腰の部分が敦賀さんに丸見えで、で、えーと、私今、ナントイイマシタカネ?
「魅力的な誘いだけど、次回にして貰っていいかな?」
「じじじじかい?」
「楽しみは後に回す主義なんだ」
た、楽しみって、楽しみって!?
似非紳士の笑顔で下着を付けた敦賀さんがドアの方へと歩いていく。
「シャワー浴びて来るよ」
その笑顔とは裏腹に
「全く…どうしてくれよう」
疲れた声を残して出ていく姿を見送った後、色々と力つきて前のめりに倒れてしまい。
「…どうして君は俺の努力を無にしようとするのかな」
戻ってきた敦賀さん共々、暫くベットの上から動けずにいた。








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テーマ:二次創作小説 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2014/07/19(土) 10:57:39|
  2. 短編小説
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