六華(スキップビート二次小説)

スキビ小説が書きたくなって開きました。いつか雪のように無くなります

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STING!5

帰ってきていつも通り洗濯機の前に行こうとした私を敦賀さんが呼び止める。
「後にしない?最悪出来なくても一日位大丈夫だろ?」
「そうですけど…何かご用ですか?」
「二人の時間を過ごしたい気持ちは理由にならない?」
い、いい今何と仰いました?
「最上さんの時間と身体が欲しいんだ」
そ、それはもしかして結婚した夫婦が寝室とかいう部屋でベットなる物の上で行うと言われる…!
「ご遠慮申し上げます!!!!」
「そう言わずに」
力いっぱいの拒否は思いっきりスルーさせて抱き上げられてリビングのソファーに運ばれる。
「こ、ここじゃいやー!」
「じゃあ何処なならいいの?」
は!そういう問題じゃなかった!
「最上さんは面白いな。くるくる動いてころころ表情が変わって。斜め上の思考に予想外の言動で…毎日が新鮮で一緒にいて楽しいよ」
そう言うとソファーに座らせた私の足元に座って、こてんと頭を膝に乗せてしまった。
先程の御言葉は誉めて頂いていると受け止めて宜しいのでしょうか?そ、それよりも。あ、あのですね敦賀さん、前回はロングスカートだったんですが、い、今はワタクシちょっと春を意識してみようかな♪的な短めのスカートで、その、貴方様の肌とか髪とかがダイレクトにワタクシの肌に当たってまして。
「…そんなに緊張しなくても何もしないよ。ただ暫くこのままでいて?」
「敦賀さんが紛らわしい言い方するからじゃないですか!」
「そう?」
敦賀さんの髪。本当は金色の。こんな時でもあの魅力的な柔らかい手触りを思い出してつい触れてしまう。
「何故あの時元に戻していたんですか?」
「うん?」
「髪ですよ」
ああ、と呟いた敦賀さんがもぞりと動いた時ぞわりと背得体のしれないモノが駆け上がりびっくりして周りを見渡す。いい今のは何!?
「…髪って一ヶ月に約一センチ伸びるんだよ。定期的に染め直さないと座った時バレちゃうよね?染めっぱなしも髪に悪そうだし」
「…なるほど」
声と一緒にさっきの感覚も出ていってほっと胸を撫で下ろす。
「聞きたいのはそれだけ?」
…この際何でも聞いちゃえ。
「その…敦賀さんは本当に私なんかと結婚するつもりなんですか?」
今度は笑う敦賀の息がかかってもぞりと膝を動かすと同時にバレないように深呼吸する。口から出ていけ、得体のしれないモノ。
「最上さんは俺なんかでいいの?」
「俺なんか、なんて敦賀さんに一番似合わない言葉ですね」
「そう?どの辺りが?」
ええもう一生懸命熱く語らせて頂きました。演技の才能とかそれに甘えず裏で努力している事とか仕事に対する真摯な姿勢とか。疲れていても家事を手伝ってくれる事とか"ありがとう""ごめん"が自然に出てくる事とか前から思っていた事から一緒に暮らして気付いた事まで。
「よく思い付くね」
「人間として一応尊敬してますし役者として崇拝してますから。あ、信仰もしています」
「…最大の賛辞だね。ありがとう」
敦賀さんが顔を上げる。
「疲れていたのに付き合わせて悪かったね…もうお休み」
「おやすみなさい」
…って、あれ?何か色々聞き損なってしまった。

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テーマ:二次創作小説 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2014/03/08(土) 04:46:43|
  2. STING! (完)
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