六華(スキップビート二次小説)

スキビ小説が書きたくなって開きました。いつか雪のように無くなります

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STING!1

廊下は走ってはいけません。

小学生の頃魂のレベルで刷り込まれた言葉を呪いながら足を速める。
そう、私は歩いているのよ。誰が何と言おうと歩いています!
鬼の形相で風のように"歩いて"行くピンクのツナギを人々がああまたかと振り返るが、そんな事は気にしていられない。
後ろから神のフリをした大魔王がその大きなコンパスをフルに活用して追いかけて来るのだから。本来なら持っている身体能力をフルに発揮して全速力で駆け抜けたい。
滅亡へのカウントダウンの如く鳴り響く足音に耳を塞ぎたいが、そうすると大魔王の位置が分からない。心の中でありとあらゆる魔除けの言葉を叫びなが角という角を曲がる。
徐徐に足音が遠ざかり聞こえなくなって、ほっと息を付く。それでも念には念をと二つ角を曲がり階段が上がり三つ目の角を曲がり。
「やぁ最上さん。ダメだよ廊下を走っては」
目の前にキュラリと笑う大魔王が立っていた。
「走ってません」
「いいや、走ってた」
「じゃあ追いかけてた敦賀さんも走っていたんですね」
「俺は走ってないよ」
「いーえ走ってました」
「走ってない」
「分かりました。私は走ってた。敦賀さんは走ってなかった。そういう事で」
小学生レベルの会話に切りをつけてくるりと方向転換した肩を、がっちりしっかり掴まれる。
「往生際が悪いよ最上さん。いい加減諦めて現実を受け入れたら?」
耳元であまーくひくーく囁かれた途端我慢していた色々なモノがぶつりと切れて、どばっと汗と涙が噴き出した。
「むむむ無理です!そんな、けけけ結婚、するなんて現実、受け入れられません~!!」

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テーマ:二次創作小説 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2014/02/16(日) 08:03:52|
  2. STING! (完)
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