六華(スキップビート二次小説)

スキビ小説が書きたくなって開きました。いつか雪のように無くなります

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

クロスワールド17

疲れちゃった。
うとうとと眠りに誘われながら考える。
このまま、ずっと寝ていたい。そうすればもう思い煩う事も絶望する事もなく、幸せな夢を見続ける事が出来るかもしれない。
「本当にそれでいいの?」
ええと、誰だっけ。
「やっと会えたのに、キョーコは俺の側に居てくれないの?」
ああ、そうだ。クオンくん。
闇が暗すぎて顔は見えないけど。
クオンくんに会えただけでもう充分よ…私、もう疲れちゃったの。お願い、寝かせて?
「ダメだ諦めたら。笑って死ぬのが夢なんだろ?」
いいのもう。無理だから。きっとアイツがついてきて私の夢を壊し続けるから。
「夢なら一緒に何度でも見よう。壊されたら一緒に何度でも作ろう。零れた水を何度でも遠くへ汲みに行くように」
本当に、出来るかな?
「出来ると言ったのはキョーコじゃないか。俺が一緒に行く。一緒に行こう。二人でならきっと出来る。キョーコがそうしてくれたように…今度は俺がずっと側に居る」
クオンくんが本当にそうしてくれたら出来るかもしれないね。
「勝負を忘れた?」
そうだ。勝負したんだ。私が勝ったらクオンくんはずっと側に居てくれるって。
「答えを教えて」
朝日が射し込むように周りが明るくなっていく。
「今の俺からもう一度言わせて」
闇の中から徐々に姿が浮き上がってくる。服が、髪が何時もと違う。あの黒づくめでもないけど見覚えがある。
「キョーコの側にずっと居ると」
そう、闇に沈む前に見た。前にアイツから助けてくれた、助けたいと言ってくれた、あの人。
「今の俺にもう一度キョーコから聞かせて?」
光が部屋の中を照らす。

「俺の側にずっと居るって」



スポンサーサイト
  1. 2014/02/01(土) 23:42:00|
  2. クロスワールド (完)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<クロスワールド18 | ホーム | クロスワールド16>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://sunagarekenji.blog34.fc2.com/tb.php/253-4e8dbf5a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。