六華(スキップビート二次小説)

スキビ小説が書きたくなって開きました。いつか雪のように無くなります

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クロスワールド6

「あれ?あの子」
社の視線の先には路地を覗き込むキョーコの姿。
「あのお店の子だよね?何をしてるの?何かいるの?」
顔を上げたキョーコは、同じように路地を覗き込む社に慌てて頭を下げる。
「先日はありがとうございました!お礼が出来ずすみません!!いえ、その、たまにこの奥にバーニーズがいるので、お店に行く前は、つい」
「バーニーズ?犬?」
「はい、りゅうくんです!」
「…犬、か」
答えたのは社ではなく。
「そうか…そういう可能性もあるか…」
後ろで見覚えのある長身が何やらブツブツ呟いている。
「つる、いえあの、先日はご来店ありがとうございました」
「こちらこそ、楽しませて頂きありがとうございました」
頭を下げる人気俳優につい笑ってしまう。
今日本で一番人気のある俳優さんなのに、凄く低姿勢。この人きっと良い人だわ。
「楽しんで頂いて良かったです。今日はどうされたんですか?」
一瞬言葉に詰まった担当俳優の代わりに社が答える。
「うん、仕事でちょっと…終わったら、寄らせて貰おうかな?俺も入ってみたいし。なぁ蓮。…蓮?」
無言で立ち竦む蓮に、気分でも悪いのか?と声をかける。
「いえ、何でもありません」
じゃあと歩き出す二人にお待ちしてますね、と声を掛けるキョーコを蓮は少しだけ振り返った。
「なに蓮?あの子の事気になるの?」
「…知ってる人に似てるようなので、つい」
「知ってる人?最近会った人か?」
「いえ、最近と言うか…会ったと言うか…多分、俺より4つ上の筈の、女の人なんですけど」
「なんか歯切れが悪いな」
「会った状況が特殊過ぎて自分でもよく分かりません」
「へー…で、蓮はその人を探し出したいのか?」
「いえ、無理です。物語の中の登場人物みたいな人ですから」


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  1. 2013/12/22(日) 06:09:59|
  2. クロスワールド (完)
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