六華(スキップビート二次小説)

スキビ小説が書きたくなって開きました。いつか雪のように無くなります

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クロスワールド2

「どうしてこうなっちゃうんだろう?」
「わかるワケないだろ」
膝を抱えたまま不機嫌に答えるクオンにそうだよね、と答えて溜め息をつく。
どうやらこの幻は深夜2時から30分だけ現れるらしい。幻とはいえ問えば答えるし話しかけもする。
その時間が来るまでは普段通り生活出来てるのだから、もしかしたら自分ではなく部屋に問題があるのかもしれない。
所謂、事故物件。
「い、生きているんだよね?」
「なにその年でゴーストとか信じてるワケ?残念ながら俺は生きてるよ」
死にたいとは思ってるけど。
物騒な言葉にキョーコは青くなる。
「ししし死んで気が付いてないとか!」
「だから生きてるって!」
怒って悪霊になられては困る!ここはそういう事にしておこう!
首を縦に振り続けるキョーコを疑いの眼差しで見て、今度はクオンが溜め息をつく。
「…キョーコにとって俺は夜中の2時から30分間いきなり現れるワケだ」
「現れると言うよりは、そちらに行っちゃう感じ?」
「俺も、そんな感じがする。いきなりキョーコが現れるんだ。ちなみに季節はいつ?」
「初冬よ」
「ショトウ…冬になりかけてるんだな。こちらは真夏だ。時間は4時を過ぎたとこ…年はキョーコが19で俺が15。共通点は部屋だけか…」
クオンが考え込み、キョーコは何か答えは無いかと部屋を見渡す。
「ね、私は何時も夕方、4時に現れるの?」
「?そうだけど。ほら、あれ」
壁に掛けられた時計を指差す。
「どこかが壊れているみたいで、いつもこの時間だけ音がなるんだ。その後キョーコが現れる」
「おかしいよね?」
「何が?」
だって、と疑問を口にする。
「クオン君とは何時も前の続きから会うのよ?という事は1日経ってない。真夏とは言え何度も会うのに日は沈まないしクオン君が毎回時報を聞いてるのも変。私はクオン君が現れない日もあるのに…」
クオンの表情に絶望の色が浮かぶ。
「…時間が、繰り返してる?」
「止まっているのかも」
言葉にして、しまったと思っても遅く。
そのままクオンは闇に溶けて行った。
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  1. 2013/12/14(土) 08:01:07|
  2. クロスワールド (完)
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