六華(スキップビート二次小説)

スキビ小説が書きたくなって開きました。いつか雪のように無くなります

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幼なじみ 8

「お前、何デレてんだよ」
眉間にシワを寄せたショーちゃんが詰め寄る。
「何そのデレるって」
二人きりにならないようにしてたのに。
アルバイト帰りの私は遊んで来たらしいショーちゃんにバッタリ出会してしまい、アパート前の公園に引っ張り込まれてしまった。
「蓮と買い物して荷物持たせて並んで歩いて、メシまで世話してんだろ」
一体何時見たのか。おまけに何か激しく勘違いしているみたい。
「違うよ。蓮ちゃんはまだ家具が揃って無くてご飯の用意が出来ないから、お裾分けしてるだけ。買い物は蓮ちゃんが申し訳ないから手伝ってくれてるだけ」
「…お前、気付いてないのか?」
「何を?」
首を傾げた私にそうかお前の中ではその程度かとショーちゃんが嫌な顔で笑う。
「で、返事は」
「…何の?」
「オレはお前を女として好きなんだよ」
「…ショーちゃんは、私の大事な、幼なじみよ?」
「つまり、俺を男として見てないってコトか」
「…何か、怖いよ?どうしたの?」
知らない人みたい。少し離れようとして、連れ込まれた時がっちり捕まれた左手首がそのままだった事に気付いた。
「ショーちゃん、離して。私、ご飯作らないと」
「蓮にか」
「だから蓮ちゃんは…」
振り解こうとしたけどびくともしないどころか、凄い力で引っ張られてショーちゃんの体に抱き込まれてしまった。
「俺が男だってコト、教えてやるよ」
顔がどんどん近づいてくる。ぶわっと毛穴が開いた感じがした。
「いやー!!結構よ!!」
「止めろよ嫌がってるだろ」
肩を掴まれたショーちゃんの体が後ろに飛んで転がると同時に、もがいていた体のバランスを崩して転びそうになった私を支えたのは
「蓮ちゃん!」
「蓮!邪魔すんなよ!」
「ショータローの邪魔をしたんじゃなくて、キョーコちゃんを助けたんだよ。昔からそうだ。自分の気持ちばかり押しつけて。行こう、今は何話しても無理そうだ」
「待てよコラ!」
私の手を取り歩き出した蓮ちゃんに掴みかかろうとしたショーちゃんが足を掬われたらしくまた転ぶ。
「相手の気持ちも考えたら?」
蓮ちゃんが怒ってる。静かな声だけど、物凄く。
ショーちゃんも気付いたらしく座り込んだまま睨み付けるだけ。
歩き出した蓮ちゃんに引っ張られるまま黙って着いていく事しか出来なかった。


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  1. 2013/11/30(土) 11:45:26|
  2. 幼なじみ (完)
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