六華(スキップビート二次小説)

スキビ小説が書きたくなって開きました。いつか雪のように無くなります

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

名前

「私も、漢字の名前が良かったな」
ぽつりと言った彼女の顔を覗き込む。
「どうして?」
「久遠って、いい名前ですよね。永久、流れゆく時間の限りないこと。ずっと幸せな時間が続きますように、ずっと長生きするようにって。先生の愛情いっぱいです。蓮は花の名前。凛と咲く姿がぴったりです」
それに比べて、と拗ねるような、ちょっと泣きそうな顔で言う。
「よりにもよって、カタカナですよ?適当に付けたとしか思えません」
「…じゃあ、漢字にするなら?」
「例えば…ありきたりだけど」
紙に綺麗な字で書いたのは"今日子"。
「今日を生きる子、か。何時も一生懸命のキョーコにはぴったりだ。他には?」
ちょっと考えて、恭子。
「恭しい子。これも何時も礼儀正しいキョーコにはぴったりだね」
響子
「影響を与える子。周りを巻き込むのが得意な君の事だね」
杏子
「…確かにキョーコの身体は何時も瑞々しくて甘くて…」
バン!と背中を叩き怒った顔で次々に書いていく。
京子
鏡子
教子
享子…
「…出尽くしちゃいました」
困った顔で、キョーコが告げる。
「うん、どれもキョーコらしくて迷うね。で、どの字がいいの?」
「…蓮さんがどの字も私らしいって言うから判らなくなっちゃった」
「そうだね。きっとキョーコの両親も、迷って迷って、全部の意味を込めてキョーコにしたんじゃない?」
戸惑う瞳に唇を寄せる。
「本当に、そう思いますか?」
「うん、だって、選べない」
そっと、キョーコの少し出てきたお腹を撫でる。
「さあ、考えよう。この様子だと時間がいくらあっても足りなさそうだ」
無限の可能性と、明るい未来と。

そして何よりも、愛情を込めて。
スポンサーサイト
  1. 2013/11/28(木) 05:27:41|
  2. 未来予想図
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<幼なじみ 6 | ホーム | 拍手お礼とお返事ともろもろと>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://sunagarekenji.blog34.fc2.com/tb.php/214-415b8eb2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。