六華(スキップビート二次小説)

スキビ小説が書きたくなって開きました。いつか雪のように無くなります

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ある日の話。2

慌てて玄関に向かう私と台所を覗こうとした敦賀さんがぶつかりそうになる。
「良かった。まだ居てくれた」
「敦賀さん、お仕事は?お食事は?」
「美味しくなかったから帰って来た。やっぱり最上さんが作ってくれて、側に居ないと食べれないみたいだ。一応付き合ったんだから仕事に支障はないよ」
ああお腹空いた、と言う言葉にぼろぼろ涙がこぼれる。
「も、最上さん?」
「…大根」
「は?」
「大根が、無いんです~!!」
わぁわぁ泣く私に敦賀さんが慌てて言う。
「大根?買って来るから泣かないで」
「敦賀さんが大根買うなんてダメです~!!」
八つ当たりだって分かっているけど。
「でも大根の無いおでんなんて、おでんじゃない~ !!」
「うん、でも最上さんが作ってくれたご飯は何でも美味しいよ?」
ああもう、嫌がらせで作った意味が無いじゃない!
「…ビールと日本酒と、どちらがいいですか?」
ぐずぐずと泣きながらの脈絡のない問い掛けに笑って。
「日本酒。おでんに合わせて用意してくれたんでしょ?」


大根の無いおでんを敦賀さんと食べながら思う。
我が儘が思い通りになって喜ぶなんて、本当に自分はバカだ。
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  1. 2013/11/19(火) 19:37:09|
  2. 短編小説
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