六華(スキップビート二次小説)

スキビ小説が書きたくなって開きました。いつか雪のように無くなります

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Forces of Nature~恋は嵐のように~1

人生、何があるか分からない。

ショータローに裏切られて芸能界に入るなんて想像もしていなかったし

嫌いだった敦賀さんと、こんな風に笑い合うなんて思ってもいなかった。


ふと気が付くと、私は病院に居た。そして目の前に…自分が寝ている。
『…えーと…』
何故こうなったか、よりこれがどういう状態か、の方が先に思い付いた。
『これは所謂…幽体離脱?』
試しにドアを開けようとして…スルリとノブは手を通り抜けてしまった。
『…スゴイ』
一度やってみたかった"ドアや壁をすり抜ける"も"妖精みたいに空を飛ぶ"も一気に出来てしまうこの状況に、私はすっかり興奮してしまった。
『スゴイ、スゴイ、スゴ~イ!』
面白くって私はあちこち飛び回るけど何故か病院の敷地内からは出れなくて…試しに空に向かって飛んでみたら、ぐんぐん病院が遠ざかって私は雲の上に出た。
『キレイ…』
空にポッカリ浮かんでいた雲の上は、太陽の光に照らされて真っ白に輝いていた。
『今なら出来るかも』
小さい頃見たアニメの主人公みたいに雲の上に寝っ転がる。
『ふふっ』
雲の上は本当に気持ち良くて、ポカポカお日様が当たって、私は眠くなった。瞼が重くなってきて…このまま寝てしまおうとしたその時。
「最上さん」
誰?
「最上さん」
私眠いの。起こさないで。
「最上さん、戻っておいで…」
…この声は…

一気に現実に戻された時には、私はまた病室にいた。眠る私の隣に座っている、見覚えのある広い大きな背中。
『敦賀さん』
「最上さん、早く戻っておいで?」
『私は此処にいますよ?ほら』
でも敦賀さんに私の声は聞こえなくて。
寝ている私の点滴に繋がれた手を敦賀さんがそっと握ったけど、私にはその暖かさが分からない…
途端に不安になった。もしもずっとこのままなら。
私はもう敦賀さんと話す事が出来ない。
時々触れる、手の暖かさも感じられない。
もしかしたら、こんな風に側に居ることも出来なくなって…
敦賀さんは何時か私の事を忘れてしまって…

忘れてしまって?

思わず襟口を掴んだ。
この気持ちは何だろう?
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  1. 2009/08/31(月) 11:45:17|
  2. 短編小説
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