六華(スキップビート二次小説)

スキビ小説が書きたくなって開きました。いつか雪のように無くなります

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キャンディ

「敦賀さん、疲れているんじゃないですか?」
声に振り返るとキャンディを持った彼女の姿。
「そんな事無いけど…最上さんこそ疲れているんじゃない?」
二人の時間が長くなると、今迄気付かなかった色々な事が分かってくる。

例えば、彼女は疲れるとキャンディを食べたがる…とか。

「私は…ちょっとだけ。でも敦賀さんは絶対凄く疲れています!だってタバコ持ってる」
敦賀さんは本当に疲れているとタバコ吸い出すんです、と言われて初めて気がついた。

…確かにそうかも…

「タバコは体に良くないですよ?疲れている時は甘い物がいいんです。はい」
渡された小さな包みから彼女に目を向けると真剣な眼差しと合う。
「…君が口移しで食べさせてくれるなら」

ごめんね最上さん。心配してくれるのは嬉しいけど、やっぱり甘い物は苦手だ。だから君が言うところの"似非紳士"の笑顔で意地悪を言えば、諦めてくれるだろう?

予想通り真っ赤になり口をパクパクしている彼女に、思わず出る笑いをかみ殺しながらベランダに出て、タバコをくわえライターを近づける。

「敦賀さん!」
あっと言う間にタバコもライターも彼女の手の中。腕が首に回されて、引き寄せられたその先…甘いグレープフルーツの味が口の中に広がる。

「…タ、タバコはやっぱり良くないです。キャンディの方が絶対いいに決まってます!」
「…そうだね」

そっぽを向いてキャンディを入れた彼女の唇に今度は自分から近づく。
「そっちは何味…?」

疲れにいいのはタバコよりもキャンディよりも、君の気持ちと甘い唇。


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  1. 2009/07/25(土) 20:33:03|
  2. 短編小説
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