六華(スキップビート二次小説)

スキビ小説が書きたくなって開きました。いつか雪のように無くなります

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みどりご

「キョーコ、調子はどう?」
「蓮さん…」
低い鴨居に気をつけながら、狭い病室に入る。うたた寝をしていたらしいキョーコは、見繕いをしながら起き上がった。
「大丈夫…です」
キスをしてから、隣に眠る小さな小さな存在に目を向ける。

ほんの2、3日前に生まれた新しい家族。俺とキョーコの子供。

もそもそと動いたかと思うと小さな口で欠伸をし、うっすらと目を開けた。

…こんな何気ない仕草が愛しいと感じるのは、キョーコ以外いないと思っていた。

「名前…考えないとね」
「そうですね…結局決まらなかったから」

お腹が目立ち始めた頃から二人であれこれと考えたが決まらなかった。
「…光を現す名前がいいな」
「光…ですか?」
「そう、俺達を照らす新しい光…そしてこの子の未来に何時も光が射しているように」
俺がそうだったように、この子も親の存在に苦しむ時が来るかもしれない。だけど…幼い頃のキョーコとの記憶のような、小さくても明るく照らす光が、この子にあるといい。

そんな思いで顔を眺めていると、ふと未だ見えないはずの我が子と目が合って…
「…笑った」
「本当ですか!?」
「一瞬だけど確かに今、笑ったよ。また笑わないかな」
指で小さな手に触れると、キュッと掴まれて。その暖かさと力強さに思わず抱き上げたら、片手でも余る小さな頼りない体。
「首、気をつけてください」
「うん」
額にそっとキスをして、小さく呟く。
「俺達の所に、産まれてきてくれてありがとう」

お父さんは、君とお母さんをずっと守っていくと改めて誓うよ。


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  1. 2009/07/10(金) 11:22:26|
  2. 未来予想図
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