六華(スキップビート二次小説)

スキビ小説が書きたくなって開きました。いつか雪のように無くなります

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STING!8

珍しく敦賀さんがだるんとソファーに寝転がっている。この人もだいぶ砕けてきたなぁ。
「疲れましたか?最近忙しそうですもんね」
「明日は午前中オフだからゆっくり休むよ」
「もうベットに入った方がいいんじゃないですか?」
「最上さんが一緒なら」
こういうセリフにもだいぶ慣れてきた。
「一晩中そこで寝てて下さい」
全く人が心配してるのに。リビングテーブルに教科書とノートを広げる。
「宿題?」
「あと予習復習です」
「そうか…そういえば高校生だったね」
今更何を仰るやら。
「学校楽しい?」
「勉強できる事は楽しいし嬉しいです」
「友達は?」
「皆さんお忙しいので個人的に親しくなる時間はなかなかないです。それに私はモー…琴南さんさえ居てくれればいいですし」
「本当に好きなんだね」
「はい!どれだけ好きか三時間は軽く語れます!」
「また今度聞かせてもらうよ」
くすりと笑った後私の髪を少し撫でて目を伏せたから机の上に視線を戻す。
触れてなくても背中が暖かくて安心する。敦賀さんは元々私にとってそういう存在。ふと夜遅くまで何度かかかってくる電話が今日はない事に気が付く。仕事かも知れないけど、たださえ忙しいのにそんな礼儀知らずな相手に付き合っているから余計疲れるんじゃない?ちらりと振り返ると敦賀さんは深く眠っているのかぴくりともしない。
「…熱、ないよね?」
額に手を置いて熱を計る。うん、大丈夫。そのままつるりと…背中に得体のしれないモノがきて我に返る。いいい今私の手は何をした?つつつ敦賀にさんのほほほ頬をつるりと?つるりと撫で…いやこの手が勝手に!あわあわと視線をさ迷わせるとお腹の上に置かれた大きな手が目に入った。この現象の…得体のしれないモノは怖いけど、こうやってつい触れてしまう現象の答えが書いてあるかもと掌を持ち上げて見る。指と指の間を広げて見たり袖を捲って見たり。当たり前だけど無い。ついでに何処から魔法が出ているのかと目を瞑って空いた手で頭を撫で回して出所を探してみる。
「…そろそろ人の身体で遊ぶのは止めてもらえるかな?」
ぎゃーー!
「ももも申し訳ございません!」
ぺいっと持っていた手を投げ捨てて土下座のまま後退しようとしてがつんと机にぶつかる。
「勉強終わった?」
「マダデス…」
私はこんな調子で一生敦賀さんの側に居るのか。心も身体も痛くて涙が出そう。
「もうベットで寝るよ。一人で寝れるから心配しないで?」
「そんな心配しませんよ!」
本当、こういうセリフが一生なければいいんだけど。


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テーマ:二次創作小説 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2014/03/29(土) 09:49:30|
  2. STING! (完)
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