六華(スキップビート二次小説)

スキビ小説が書きたくなって開きました。いつか雪のように無くなります

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Forces of Nature~恋は嵐のように~2

何故私はこんなにも敦賀さんに忘れられてしまうのが怖いんだろう?
側に居られない、という事が辛いんだろう?
あの笑顔で名前を呼んでもらえない…それが何故こんなにも悲しいのだろう?
母親に捨てられたから?
ショータローに捨てられたから?

疑問が私の心に渦巻く。
これ以上考えてはいけないと何処かで声がする。
だけど。

あまりの苦さに、ぎゅっと目を瞑った。

「…さん!?」
重たい瞼を開けた先に、敦賀さんがいた。
「今医者を呼ぶから…!」
「ま、待って下さい!」離れようとする手を慌てて掴んで引き止めた。
「私の事、覚えていますか?」
突拍子の無い私の言葉に、敦賀さんの表情が険しくなる。
「当たり前だろう?どうしたんだ急に…」
…良かった。安心して力の抜ける手を、今度は敦賀さんが握り締めて。
「階段から落ちて三日間も意識不明だったんだ…どれだけ心配したか…!」
敦賀さんが自分の顔に当てた私の手に、流れる一滴。触れる手や顔、その雫の暖かさが私の心に渦巻いていた疑問を取り除いていく。
相変わらず頭の何処かで声がするけど…心はそれを無視した。
「最上さん…帰って来てくれて、本当に良かった…!」
ああ、本当に。
人生何があるか何て本当に分からない。

自分がまた恋するなんて考えたこともなかったし


その相手が敦賀さんなんて思ってもいなかった。

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  1. 2009/08/31(月) 15:35:39|
  2. 短編小説
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