六華(スキップビート二次小説)

スキビ小説が書きたくなって開きました。いつか雪のように無くなります

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

damage (B.P.D )

ランドリーバスケットを前に、セツカ…もとい、キョーコは固まった。
「これ…着けてたの?」
目の前には"兄さん"の洗濯物。もっと具体的に言えば、黒のパンツ。
何度見てもどうひっくり返してもそれはブリーフ、というよりはビキニに近い。
「こ、こんな破廉恥な物を…まさか、普段から…!」
敦賀蓮の笑顔で、うっかり見てしまった裸体に、この下着…
「似合わない…」
自分勝手なイメージだとは分かっている。だけど
「敦賀さんはもっと慎ましやかで上品な下着を…そう、例えば、ボクサータイプとか…って、そうか!」
兄さんの、カインのイメージで着けてるんだ!
「セツカがエロカワ下着のイメージみたいに、兄さんのイメージでは確かにこっち!ボクサーは無いかも!用意されて渋々着けてる私と違って、自分でそこまで考えて自ら進んで着けてるんだわ!流石敦賀さん、役の掘り下げが深い!」
件の下着を握り締め、きっと顎を上げる。
そう考えるとこの下着さえ尊敬出来る。
出来るけど。
「兄さんだもん!敦賀さんじゃないもん!ワイルドでアウトサイダーな男の人ならこの黒い下着は当たり前よ!決してボクサーがいいとか黒以外の色も似合うんじゃ無いかとか考えちゃ駄目!セツカなら"兄さんらしい"と余裕で微笑まなくちゃね!」
景色が滲んで見えるのは何故だろう?
それはきっと、私がセツカに成りきれて無いせい。
「そう余裕で!大体下着なんて着けてなきゃただの布切れよ!どれだけ面積が少なかろうとどんと来いよ!」
それでも"兄さん"の下半身と一緒に敢えて"それ"を見ずに過ごした生活も終わり、普段の生活が戻ると頭をもたげる理由の分からない不安。
蓮の笑顔を見るたびに思い出す面積が少ない布切れ。
聞けないそれを解消できる機会は案外早くやって来た。
「蓮の食事をおね「喜んで!」
若干引き気味の社から鍵を奪うようにして訪れた主の居ない部屋。清らガールとしてどうかと思いながらも確認せずにはいられない。何度か訪れた事で洗濯物の場所は把握している。
脱衣室に置かれたランドリーボックスには幸い昨日の着衣が入ったままで、迷うことなく手を突っ込んだ。
「…良かった。やっぱり慎ましやかで上品だった」
「何が慎ましやかで上品で良かったのかな?」
それは自分のイメージ通りだったから。
しかし帰宅時間を確認しなかった家主の言葉にやっと目からこぼれた液体は、安心からではなく…ダメージからだった。

スポンサーサイト

テーマ:二次創作小説 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2014/09/23(火) 06:30:41|
  2. B.P.D
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4

いつか来る未来 (B.P.D )

「どうしたんですか?蓮さん?」
お風呂に入る前に洗濯しようと、ランドリールームに入った自分の後を付いてきた夫の様子が変でキョーコは少し眉を寄せた。
「うん…ショーコの事なんだけど…」
「薔子がどうしたの?」
薔子は二人目の子どもで、今年小学校に入学したばかり。育児に積極的な夫のお陰で家庭と仕事を両立出来ていると自覚のあるキョーコは、蓮の表情に自分では気付かない何かがあったのかと手を止めて向き直った。
「その…」
言い淀みがキョーコを緊張させる。
「何ですか?」
「…嫌がったり、してない?」
「何を?」
「一緒は嫌だとか…」
「どんな時に?」
「…それ」
「それ?」
「一緒に洗うのは嫌だとか…」
キョーコの手には、蓮のボクサーパンツ。
「社さんに言われたんだ。子どもが可愛いのは分かるけど、自分からのスキンシップは程々にしとけって。特に女の子は成長が早いから父親なんてあっさり拒否するようになって、下着を一緒に洗われるのも嫌がられるぞって…」
「……ぷっ」
真剣に悩む夫には悪いと思いながらも笑いを止められない。肩を震わせ必死で声を噛み殺すキョーコを蓮は情けない顔で見た。
「し、してない、ですよっ!薔子はお父さん大好きだからそんな事言いません!」
「でも最近引っ付いて来てくれないし、微妙に距離を置かれている気がするし…」
「小学生になったからお姉さんになった気分でいるんじゃないですか?甘えるのが少し恥ずかしいだけですよ」
本当に蓮は社の揺さぶりに弱い。最も、その原因は昔の、付き合う前の自分にあるのだけれど。
「そうかな?」
「そうですよ」
ドアにもたれる夫に寄り添って、つま先立ちをする。
二人でちゅっ、と音を立てた後キョーコはにっこり微笑んだ。
「薔子の洗濯物は何時かきっと一緒に洗う事が無くなるけど、私の物はずっと一緒ですよ?」
「…うん。ずっと一緒に洗って貰えるよう努力するよ」
「薔子に?」
「キョーコに」
背中を撫でる蓮の手がくすぐったくて、少し身を捩るキョーコの耳許で囁く。
「お風呂、子ども達が寝てからにしない?」
「…蓮さんもう入ったでしょう?」
「もう一度入りたいんだ」
「お父さ~ん!?どこ~?」
リビングからの呼び声に再び重なろうとした二人の唇が止まり、蓮は複雑な顔をする。
「…前はパパだったのに」
「お姉さん気分、なんですよ。ほら薔子が呼んでます」
出ていこうとする蓮の頬に唇を寄せて、お風呂は後にしますと告げて。
機嫌を直して娘の元へと行く夫を見送った後、落ちてしまった"それ"を手に取る。
「努力なんて、必要無いのにね?」
そう言いながら、既に自分の下着が入っている洗濯機の中へ入れた。

テーマ:二次創作小説 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2014/08/10(日) 08:06:15|
  2. B.P.D
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

それは全て君のせい。 (B .P .D 展開企画)

ごそごそとベットの中を探ったキョーコは、目当ての物がなくて首を傾げた。

何処に有るんだろう?

探しているのは下着で、居るのは恋人のベットの中。つまり"そういう事"の後で。

下?

広すぎるベットだから落ちる事は無いんじゃないかと思いながらも覗き込むと、自分の服が散乱している。

昨夜は。

一回目の"やれるものならやってみろ"な流れではなく恋人の有り余る色気をフルに活用した始まりで。

…毎回あれでは私の精神が持たないんじゃないかな…

思わずげんなりしながらもベットの上から手を伸ばして服の中を探る。
やっぱり無い。
このままではシャワーを浴びに行くどころかベットからも出れない。大きすぎるシーツをどう身体に巻こうかと考え込んだところで、ベットの主である恋人が現れた。
「起きたんだ」
シャワーを浴びたらしく髪がしっとりと濡れている。
「はい………あの…」
私の下着知りませんか?とは聞きにくい。前回はとにかく、最初から最後…次の日だるまやに帰るまで勢いのまま突っ走っていたけれど、きちんと手順(?)を踏んだ今回はどうも上手く言葉が出ない。
「ああ、洗濯してるから。はいこれ」
そう言って出されたのは"あの下着"。


蓮の部屋から持ち帰って大将達にバレないよう手洗いして苦労してドライヤーで乾かして。
「…どうしよう?」
男物の下着を持っているなんていくらタンスに仕舞っておけば分からないだろうと思っても、経緯が経緯だけに後ろめたい。だからと言って捨てるのは何だか気が引ける。でも自分が使った物を返すのも問題がある。
「敦賀さん、どうしたらいいですか?」
聞くのもどうかと思ったけど、判断できずに蓮に聞いた。
「じゃあ返して貰おうかな」
微妙な気分になりながらも、判断を仰いだ手前従うしかなく。こうして下着は蓮の手へと渡ったのだけど。


「…えーと」
「最上さんの下着履いたりしないから安心して?」
「当たり前です!って、これ私の下着になっちゃったんですか!?」
「最上さんが使った後なら俺は使えないよ?例え男物でも立派に最上さんの下着だ」
「立派にって、ちょっと違う気がするんですが!」
「そう?じゃあこのままベットにいる?俺はその方が嬉しいけど」
ぎしりと音を立ててベットに乗った蓮の手が、シーツを掴むキョーコの手にかかる。
「昨夜や今みたいに、我慢出来なくなった時にあると便利じゃない?」
「ががが我慢って!え?今みたいって!?ちょ、敦賀さん!?」
「着替えを置くのは早い方がいいけど、それまではこれでいいんじゃないかな」
何故下着だけ洗っちゃったんですかとか。
敦賀さんに下着を洗われたとか。
数時間前に終わったばかりの筈なのに、もう我慢の限界なんてとか。
肌に触れる熱に流されていく思考をキョーコは慌てて塞き止めた。
「…洗濯機が、止まるまで、ですからね!?」
「乾かす時間も入れて欲しいな」
「駄目です……!」
露になったキョーコの胸元に付けた蓮の唇がゆっくり登って、耳元で囁いた。
「じゃあ、そんな事気にならないように、してあげる」
一気に流れてしまった思考はそのまま全てを押し流し、目の前の恋人しか残さなかった。



テーマ:二次創作小説 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2014/06/28(土) 18:34:36|
  2. B.P.D
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

動揺、不穏な変化または開発の状態 (B.P.D )

がちゃりとラブミー部のドアを開けた所でキョーコは固まった。
部屋の中には、先輩俳優であり片想いの相手でもある敦賀蓮がズボンの前を寛げた所で。
「最上さん、入っていいけどドアは閉めて」
思考停止した身体はロボットの如く言われるままに行動する。
「つつつ敦賀さん?ななな何をしてらっしゃるんですか?」
「着替え。今からモデルの仕事で下着見せるから替えようと思って」
そう、女の子しか所属してないラブミー部室で只今敦賀蓮絶賛生着替え中。
キョーコを気にする事なくするするとズボンを脱いでいく。
「今から仕事?」
「はいラブミー部の…って、敦賀さん何故こんな所で着替えてるんですか!モー子さんや天宮さんが来たらどうするんですか!」
「二人が来ない事は確認したから」
「私の事も確認して下さい!」
「何を今更」
「きゃー!今更じゃないです!やめてー!」
下着に手をかけた蓮を慌てて制止する。
「セっちゃんは私だけど私じゃ無いんです!ちゃんと更衣室があるんだから使って下さい!お願いですから!」 
「でも今からツナギに着替えるんだろ?」
キョーコに近づき、制服のリボンを撫で上げる。
「俺は男だから着替え見られても平気だけど、最上さんは困るでしょ?」
「着替えを見せられるのも困ります!」
「酷いな。そんな見苦しいモノではないと思うんだけど」
「問題はソコじゃなーい!」
どうにか更衣室の中に蓮を押し込みカーテンを閉める。
「最上さん」
「な、何ですか!?」
「替え取って。ソファの上にあるから」
替え!?
慌てて見ると確かにソファの上には今開封されたばかりの先輩俳優の下着。
…敦賀さんボクサー派なんだ…しかも白…
黒の方が似合うのになんて考えたその思考を高速で頭を振り追い出すと隙間から差し入れる。
「し、下着見せるって、モデルの仕事は大変ですね」
「うん、でも全裸の仕事もあったりするから下着履いてるのはいい方だ」
全裸
「俺はしたことないけど」
「聞いてません!」
「いや気にしたかと思って」
そう言いつつ出てきた蓮の姿に絶句した。
「何でズボン履いてないんですか!?」
「ソファの上だから」
「下着取るときに言って下さい!」
「だから気に「してください!」
「因みに最上さんが気にしてる今からの仕事だけど「してません!」
「こんな感じ」
シャツのボタンを外しながらじわりと距離を詰められて、思わず後さじりドアに背中がぶつかった。
今逃げないで何時逃げる!?
反転しドアノブを掴み開いたドアは蓮が差し出した腕の勢いのまま音を立てて閉まる。
「女性モデルと、こんな絵撮るんだ」
恐る恐る振り向くと、蓮がするりと片方の肩を露にして。ゆっくりドアに肘を着けて身体の距離を縮めて。
よ、夜の帝王…!いつもより割り増しで見えるのは自分の気持ちを認めたからですか!?
蓮は更に顔を近づけて、キョーコの耳元で囁いた。
「ズボンは履くよ?前ははだけるけどね…これは普段御世話になっている最上さんへサービス。勿論、誰彼構わずこんな事はしないよ?」
最後の言葉にうっかりほっとしたけれど。
「しなくていいです!何ですかそれ!?新手のいじめ!?敦賀さんの破廉恥!セクハラ!バカー!」
好きな人のあられもない姿にどうにか開けた隙間から逃げ出したキョーコを見送って、きっちりと鍵も閉め。
蓮はそのままドアを背にずるずると座り込んだ。
「…何やってるんだ、俺」
本当はちゃんとキョーコも確認した。
最上さんならいいかと思ってしまったのはすっかりヒール兄妹の生活に慣れてしまったせいだろう。しかし聞いていた予定よりかなり早く現れた"最上さん"の動揺した姿に動揺して、結果とってしまった今の行動。
セクハラと言われても仕方ない。
立場が逆なら責任問題だ。
「…責任」
もし大騒ぎになったら責任取ろう。
上手くいけば交際どころか結婚までこぎ着けられるかもしれない。
最上さん相手なら責任取っても取られても大歓迎だ。
すっかり狂っている自分の考えに疑問を持つどころか満足して、ズボンを履くために立ち上がった。











テーマ:二次創作小説 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2014/06/28(土) 07:11:07|
  2. B.P.D
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

カラフル サードステージ(B.P.D )

鞄の中に入れた覚えの無い布を見付けキョーコは引っ張り出した。
「!!」
咄嗟にしまった"それ"は同じ仕事で一緒に来ていた同室の奏江には幸いにも気付かれなかったらしい。
「あんたお風呂は?」
「ああ~…うん、やっぱり後にするから先に行って?」
ついさっきまで「モー子さんとお風呂!」とはしゃいでいたとは反対のキョーコの様子に眉を潜めたが、あっさりと部屋を出ていく奏江の後ろ姿に涙する。
「つ~る~が~さ~ん~~!」
再び鞄から出し広げたそれは、蓮の下着…つまりパンツ。
蓮は別の仕事で同じ土地に来ている。キョーコは予定通り、蓮は早いロケ地入りで朝方帰ってきて慌ただしく用意した蓮の鞄は、余裕を持って用意したキョーコの鞄の横に置かれていた。
「いくら直前に入れ忘れた事を思い出したにしても有り得ないでしょ!?信じられない!」
ぷりぷり怒りながら時計を見れば売店はもう閉まっている時間。何時も部屋のシャワーで済ませる彼が、入った後に気が付いたら?
ホテルは別で車で15分の距離。
「や、社さんも居るんだし!」
確かホテルの近くにコンビニが無いと言っていた。果たして蓮が疲れている社を自分のミス、しかも下着の為だけに遠くへ買いに行かせるだろうか?
「お、男の人なんだから一日位同じ下着でも!」
スタイリストさんに"あら昨日と同じ"なんて気付かれたら抱かれたい男No.1の人気俳優としては問題なんじゃ…!?
思考の海に沈むキョーコの耳に届く着信音に慌てて携帯を掴むと相手を確認する。
「敦賀さん!?下着!」
『やっぱり最上さんの鞄の中だった?』
落ち込んだその声に自分の思考が去来する。
「私、今から届けます!」
『本当?』
「と、思ったけどやっぱり止めます」
妙に弾んだその声に嫌な予感がした。
「明日も同じ下着履いて下さい」
『嫌だ』
「はい?」
『その下着がいい。それじゃないと履かない。届けてくれないなら明日は無しでいく』

天下の敦賀蓮が。

身長190センチの二十歳も過ぎた男の人が。

な ん で す か 
その"ヒーローパンツじゃなきゃいやだ"って駄々を捏ねる幼児的な発言は。

「あのですね敦賀さん、それは大人としてどうかと」
『絶対それしか履かない』
声で本気と分かる自分が恨めしい。
『もう一度言うよ?』
「分かりました!届けます!届ければいいんでしょ!?最上キョーコ、今から敦賀さ
んに下着を届けさせて頂きます!」
ばちんと通話を切ったタイミングで戻ってきた奏江の目の前で、キョーコはがっくりと頭を垂れた。
「…モー子さん、私今から敦賀さんを大人にしてくる…」
「は?」
のろのろと支度をするキョーコの鞄の横にはヴァイオレットカラーの男性用下着。
「間違えて入ってたの?っていうか、あの人こんな色履くんだ」
「うん…いや、私が買ってきたんだけどね…お陰で大変な目に…今だって"これじゃなきゃ嫌だ"って訳のわからない駄々捏ねて…」
全然鞄が違うのに何で間違えるかなとぶちぶち言いながら下着を入れるキョーコに

それはあんたを夜呼び寄せる為にわざとしたんじゃないかしら

とは馬鹿らしくて言えない。
蓮が近くに居ることは知っている。一言会いたいと言えば行くだろうキョーコにわざわざこんな事をするなんて、あの人だいぶ"大変な目"に遭わせたんだわと同情の視線を親友に向けた。
そしてきっと今からも"大変な目"に遭うんだろう。
「渡したら直ぐ帰るから」
「そう。ところで集合時間は覚えてる?」
「え?うん」
「朝食の時間は?」
「覚えてる」
「私気持ちに余裕を持つ為に30分前行動がしたいの。覚えておいて」
「分かった。帰ってきたらガールズトークしようね!」
そう言って出ていったキョーコから時計に視線を移し、きっかり5分計ってから明かりを消して布団に潜り込む。
10分位は助ける事が出来るんじゃないかしらと思いながら、明日の仕事の為に目を閉じた。




テーマ:二次創作小説 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2014/06/14(土) 03:46:52|
  2. B.P.D
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
次のページ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。